茶道とファシリテーション~敬和静寂の心 | home's vi Blog

茶道とファシリテーション~敬和静寂の心

こんにちは!
このところ、更新が続いています。
読んでくださっている方、いつもありがとうございます。
今日は定例会議の中に組み込んだスタッフ1人1研究の第2回勉強会を開きました。
発表者は、にわたえ さん。
テーマは、「茶道をファシリテーション~敬和静寂の心」

場を進行している人(茶人)と参加者(客人)の心持ちが重要という話。
茶を飲むということは‥
-そこにいる人たちと茶を最高においしく飲むというプロセスのための場づくり
-茶人(主人)は茶会の中でのファシリテーターである。
-人が集まって、「美味しいね」「良かったね」を研究している
-昔、戦国大名が茶会した時は、大事な政治の話もしていたらしい。そのための場づくり
-工夫: 季節にあった花や置き物の設置、会の趣旨を伝える
茶道が大事にしている格言「敬和清寂」とは
-敬をもって和となし、清らかにして寂となす。
その場にいる人との共感が生まれる、大事な話ができる精神の部分。
-これは茶人の成長の順番でもある  敬→和→清→寂
1「敬」・・敬いの心をもつこと。
-その場の中にある価値を発見すること。=ポジティブアプローチじゃないか?
-「美味しいですね」は、お茶の美味しさを発見すること
-お茶を入れてくれた人に、ありがとうの気持ちを伝える。
2「和」・・調和の意。
ー個々の統一によって個性を潰すのではなく、
ー足し合わせて全体として雰囲気を作っていく。
-安心な場は、茶人が持つことで客人ももてる。
3「清」・・ムダを排除する。必要なものしか空間の中には置かない。
心を綺麗にしてノイズをなくす。
4「寂」・・最終的なゴールとしての心持ち。寂しいのではない。静かで落ち着いていて、
何事にも動じない心。
-怖がらずに、落ち着いて対応できるようになる。
【茶道の場づくり要素】
・お花(自然なもの。テーブルに花があると気分が良くなる)
・香り(抹茶の香り、気分が変わってくる)
・掛け軸の絵や文字(その場のコンセプトをにおわす)
・視界の良さ、風景(借景を取り入れる など)
講義はここまで。
感想として、出たのが、以下です。
話すきっかけや場を和ます効果が茶道のグッズにはある。
安心安全な場だから、創造性が生まれるだろう。
という、現代のワークショップや場づくりの進行役や参加者の臨み方にも大いに参考になるのではないでしょうか?
以上
今回は話題提供にとどめますが、
これからも、飽くなき向上心で、home’s viの場づくりは進んでいきます。
どうぞよろしくお願いします。
ふじわら

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