<<第14回ファシグラ研究会レポート>>
先日開催しました第14回ファシグラ研究会について、home`s vi学生インターン・生永がレポートします。
(開催日時:2014年4月19日(土) 10:00~17:30、場所:京都精華大学 黎明館L-001、参加者:21名)
今回は、『メンバー同志、お互いをわかり合おう~相互にインタビューし合いその内容をファシグラにしてみよう~』をテーマに掲げて、下記のプログラムで研究会を行いました。
<プログラム>
1.アイスブレイキング
2.チェックイン
3.インタビュー(ファシグラ作成)→ 他己紹介
4.メインワーク1 偶然のチームから最高の結果を!
昼休み
ファシグラ入門プチ講座
5.メインワーク2 一人を選んで夢をファシグラしながらプロデュース
6.振り返り
7.チェックアウト
概要について、以下にご紹介します。
【アイスブレイキング】
最初は全員で円で座る形でスタート。今日の流れの説明を受けた後、アイスブレイキングとしての宝探しゲーム。会場に隠された飴を探し、同じ種類の飴を見つけた6人1チームを3チームつくりました。
【チェックイン】
チーム内で、今感じていること、気になっていることを伝えます。
【インタビュー→他己紹介】
メンバー同志、どんな人なのか、お互いをわかり合うため、チーム内で2人1組になって相互にインタビューし合いその内容をファシグラしました。
①まず各自が、下記のこと(1・2・3)を、A4の紙1枚に書いてみる。(5分で作成)
1、 自分のニックネーム(今日呼んでもらいたい別名)
2、 自分の似顔絵
3、 次のうちどれか一つ(選択)① 未来に向かっての夢② マイプロジェクト (「もっとこうなったらいいのに」と感じていること等)
②チームに分かれて、メンバー(6人)の中の誰か(できるだけ初対面の人)とペアを組み、相互にインタビュー。(1人15分×2人=30分)
インタビューを受ける人は ニックネーム・似顔絵等を書いたA4の紙を 模造紙の左上に貼る。 インタビューをする人は、相手に次の質問をしながら 模造紙上にインタビューの内容(相手のこと)をファシグラでビジュアルに表していく。インタビュー項目は以下の3点。
<興味>自己効力感を感じながら、情熱をもって打ち込めることは何?
<達成>「うまく出来た!」と達成感を味わった経験のうち これまでで最も印象深かったのはどんなこと?
<挑戦> 今後、さらに挑戦していきたいことは何?
※インタビューを受ける人も模造紙上に補足等を付加 (協同でファシグラ作成)
③他己紹介(1人3~5分で簡潔に紹介)
インタビューした人が、インタビュー相手のことを作成したファシグラを使って 他のメンバーに紹介。(各自の体験や想い等をチーム全員で共有)
④チーム名を決定
チーム名をメンバー全員で決めて A3の紙に書く。 (チームのシンボルマークも描く) メンバーのニックネームを付記して、掲示。 最後に、チーム名を付けた背景を、参加者全員に紹介してこのセッションを終わる。
各チーム、しっかりインタビューを楽しみながらお互いのことを知り、チーム名は「しゃぼん玉チーム」「こやしチーム」「情熱地域チーム」に決定しました。
【メインワーク1 偶然のチームから最高の結果を!】30分
筒井先生より映画『七人の侍』の説明を受け、「偶然のチームから最高の結果を引き出すためには何が必要か?」を考え、必要な要素をファシグラで書きだしました。
【ファシグラ入門プチ講座】30分
メインワーク2に入る前に、希望者にファシグラの基礎を伝える講座が開催されました。
・ファシグラの定義について
・空中戦から場を映し出す鏡としての、平和なファシグラ戦に
・プロッキーの使い方
・色づかい
・受け止め方 要約しつつもらさず
・強調 囲み 構造化について
・レイアウト リストとクラスター
・イラスト
・模造紙の貼り方 記録要目 日付、場所 テーマ 出席者
・質疑応答
・基礎スキルについて、youtube動画の紹介
紙芝居で説明があり、さらにオリジナル手製テキスト付!参加者のほとんどが希望者となり、講座終了後は次のワークで早速実践しようと楽しみになりました。
【メインワーク2 一人を選んで夢をファシグラしながらプロデュース】
インタビューであった<挑戦>や、その人の活動をもとに、各チームで一人を決めて、その人の夢をチーム皆でプロデュースしました。
「しゃぼん玉チーム」は積極的になるにはどうすればいいのか?ということを、階段のイラストを使ってファシグラ。「こやしチーム」は仕事とプライベート、どちらも充実させるためにはどうするかを本人の似顔絵を中心に描きながら、話し合いました。「情熱地域チーム」は地元に帰って地域をサポートするために、10年後、3年後の未来を描き、今できることは何かをファシグラで書きだしました。
【振り返り】
まずは個人でA3の紙に振り返りをファシグラで書き、次に2人1組になってペアで振り返りました。最後は中央で約8人(飛び入り歓迎!)が円になって対話で振り返り、それを8人同時にファシグラしました。
同時ファシグラは圧巻。対話後に書き上げた模造紙を見て回ります。同じ対話を聞いていても、要約の仕方などが異なりました。
【チェックアウト】
ワークが終わって、今感じていること、気になっていることを共有します。色や模造紙の使い方といったファシグラのスキル、書き方の学習が中心ではなく、どんどん使っていく場であるという感想を持たれた方が多かったようです。
次回は9月13日(土)開催です。お楽しみに!
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