新しい旅の始まり ~組織の進化(再発明)を追い求めて~ | home's vi Blog

新しい旅の始まり ~組織の進化(再発明)を追い求めて~

こんにちは、ホームズビー代表の嘉村賢州です。
さて、今日の夜、成田空港からギリシャ・ロードス島へ行ってまいります。
あるカンファレンスというかギャザリングに参加しに行くのですが
非常にドキドキしています。
というのも、おそらくこれから10年ぐらい自分のエネルギーを割く
始まりになる気がしているからです。
前の旅路の始まりは2008年でした。
僕の場合はオープンスペーステクノロジーという本にたまたま出会い。
そこからファシリテーションとか組織開発という分野に導かれていきました。
その年にシステムシンキングの世界大会であるペガサスカンファレンスに参加し
一流のファシリテーターの来日ラッシュには広がる世界に興奮しっぱなしでした
アダムカヘンのチェンジラボ、ボブスティルガーからのアートオブホスティング
アーノルドミンデルのプロセスワークのワークショップなどなど
おそらくピーターセンゲの来日あたりが
日本における組織変革の広がりの元年とも言える年だったのではないでしょうか。
そして今回、なんか次の波が始まるような気がしています。
昨年夏、一年の休暇をとってリアルな旅に出始めたわけですが
その時からすでに自分の中のテーマが生まれ始めていました。
「まったく新しい組織論を発明したい。」
「よい想い、良い商品を扱っている組織にしか使えない組織運営論があるのではないか?」
「オープンスペーステクノロジーにみられるような自己組織化をベースにしたような組織論」
自分なりに探求を始めたとき出会った本が
「reinventing oraganization」 https://www.amazon.co.jp/dp/B00ICS9VI4
(最近発刊されたこのイラスト付きのほうは圧巻です。https://www.amazon.co.jp/dp/2960133552
久しぶりに僕の直感が動き、何人もの人に言いふらすことになります^^;
(だいぶ聞き飽きたという人も多そうですが・・・)
まだ日本語化もされていないですし、ほとんど日本語の記事もありません。
唯一取り上げられた記事もタイトルからはその深遠さに気づく人は少なかったでしょう^^;
http://hrnabi.com/2015/01/21/5353/ (前半よりも後半に要注目!!)
<引用>

ラルーの描く「新しい組織運営」は10年とか20年というスパンのトレンドの話ではなく、もう少し時間スケールの幅が大きい。彼は人類5000年の歴史には4つの組織運営の形態があったという。それぞれの形態が登場してブレークスルーを達成した段階で、人類は前段階では考えられなかったような生産性や大事業を可能にしてきたのだという。そして、いま現在5つ目の形態が出てきているという。
・・・
狼の群れ、キリスト教会、多国籍企業、家族――。人類は4つの組織運営の形態を経験してきた。そして今新たに登場しようとしているのが、自律分散型の組織運営だというのがラルーの指摘だ。簡単にいえば、それは生物の個々の細胞のように自律分散して動くが、全体のシステムとして複雑な環境に適応できる全体性と柔軟性を持つということのようだ。これは現在の政府や大企業、学校といったヒエラルキーのある組織運営とはドラスティックに異なるという。

<引用終わり>
著者は元マッキンゼーとビジネスばりばりの世界にいた人ですが、だんだんとそのビジネスの文脈に辟易としたようで、新しい世界観の活動を進めていくことになります。この本もビジネス的な文脈に巻き込まれないように自費出版からスタートしたといいます。今、世界中でこの趣旨に共感した人が草の根的に実践事例を共有し高めあうラーニングコミュニティが生まれようとしています。
http://www.enliveningedge.org/
最近日本ではやりだしているホラクラシーなどももちろん紹介されています。
https://www.amazon.co.jp/dp/4569827713
3か月ほど前からそのコミュニティの中心の人たちとコンタクトを取り始め、今回のギャザリングに行きつきました。出会う人出会う人がオープンで新しい世界観に生きているオーラを感じます。ギャザリングでもさらにいろんな世界の実践者に出会えると思うだけでワクワクします。(共に進めているの吉原史郎君に感謝)
http://www.nextstage.world/
日本でもこのような実践事例を交換し合う動きをいち早く作っていきたいと思っています。
今現在考えているのはまずギリシャのギャザリングの報告会をすること
その後はこの本の著作の読書会あたりから初めて
新しい概念の組織を実践している実践者を集めての研究会に発展させていければいいかなあ
と妄想しています。
ボランティアチームを組んで彼らの英知を日本に紹介したり、逆に日本の英知を発信したり。
(今、日程調整中なので決まり次第連絡しますね。)
たぶんここ2、3年ぐらいで
「teal」とか「アドバイスプロセス」とか「reinventing organization」という言葉が
ネットにあふれ出してくると思いますので楽しみにしておいてください。
というわけで行ってまいります^^

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