「ホールシステム・アプローチ-1000人以上でもとことん話し合える方法」感想 | home's vi Blog

「ホールシステム・アプローチ-1000人以上でもとことん話し合える方法」感想

インターンのみねおです。
今日は、場づくりの基本知識を学ぶため先日まで読んでいた本「ホールシステム・アプローチ-1000人以上でもとことん話し合える方法」(香取一昭・大川恒 著 / 日本経済新聞出版社)の感想を投稿したいと思います。

この本はワールド・カフェやOSTなどホールシステム・アプローチを学ぶ入門書として最適な本だと感じました。
第1章ではホールシステム・アプローチの定義や特徴、近年注目を集めている背景について、第2章ではホールシステム・アプローチの基盤となっているダイアログの考え方や特徴、第3~6章ではそれぞれワールド・カフェ、AI(アプリシエイティブ・インクワイアンリー)、フューチャーサーチ、OST(オープンスペース・テクノロジー)についての特徴、目的、進め方、事例紹介、第7章ではホールシステム・アプローチを活用して組織変革・地域づくりを成功させるために注意すべき4つのポイントが書かれています。
このように本書ではホールシステム・アプローチの定義からその根本にあるダイアログ、具体的な手法までその全体像が描かれており、自分のように知識が無い人にとってはホールシステム・アプローチの外観を学ぶ入門書として非常に適しており、まさにホールシステム・アプローチの教科書と言えるでしょう。
また、この本には各手法の目的や進め方だけでなく、その手法の哲学とも言える基本的な考え方についても紹介されているので、ある程度知識がある人にとっても、ホールシステム・アプローチの全体像とその根本にある考え方を再確認する意味で適した本であると思います。
ただ、あくまでこれは入門書であり、ここで紹介されているそれぞれの手法を詳しくじっくり学ぼうと思えばまた別の本を読む必要があるのではないでしょうか。
現に、自分も本書を読んでみて、ホールシステム・アプローチの各手法についてもっと詳しく知りたくなりましたし、ここで紹介されているもの以外に他の手法もないのか気になりました。
今後の学びの意欲を掻き立ててくれる一冊となりました。
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