ホームズビー Teal Organization(ティール組織) プロセス日記 ② 〜組織のビジョンやミッションはなくてもいい? Evolutionary Purpose の探究 ~ 2016年12月16日@518桃李庵

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現在home’s viでは、Teal型組織への変革に向けて、アメリカで靴やアパレルを取り扱うネット通販会社ザッポス・ドットコムでコンサルタントを務めてきたジョージ・ポーさんから毎回2時間 × 半年間のコンサルティング・セッションを受けています。今回扱った主なテーマは、Teal型組織になるためにとても重要となってくる  ‘Evolutionary Purpose’ (進化の目的)です。

この日のセッションを振り返ると、2つのハイライトがあったと思います。一つは、組織メンバーひとりひとりの‘Evolutionary Purpose’と、home’s viという組織そのもの‘Evolutionary Purpose’を考えたことです。NPO法人にかぎらず、会社や組織では「ビジョンやミッションを持つことが当たり前」の社会で生きていますが、それが覆されるような提案をジョージさんはしてくれました。もう一つは、ひとりひとりの「聴き方」に対するレクチャーでした。ジョージさんからは、「その人が話している時に自分はどう共鳴して響いているか意識を持ってください。」というリクエストがありました。今回はそんな新鮮な驚きと発見をみなさんにお伝えしていこうと思います。(ザッポス、ジョージさんについては前回の投稿に詳しくご紹介しましたのでご参照ください)

 

この日のコンサルティング・プログラムの内容

⑴チェックイン(ひとりひとりのメンバーから今の気持ちを共有)

⑵契約書や宿題に関する疑問・質問をポストイットで貼り出す

⑶個人の‘Evolutionary Purpose’の探究

⑷組織の‘Evolutionary Purpose’の探究

⑸チェックアウト(ひとりひとりのメンバーから今の気持ちを共有)

*事前の宿題として、ジョージさんから与えられた問いかけ

  1. home’s viの仕事は私が人として成長していくことにどう役立っていますか?
  2. 私たちの関係性は、home’s viの組織としての成長にどう役立っていますか?
  3. home’s viという組織に対して最も大きくポジティブな影響を与える自分の才能や能力、自分の特徴は何だと思いますか?

この日はレクチャー型ではなく、基本的に対話が中心でした。抽象的な‘Evolutionary Purpose’を理解するために、具体例を出して説明してくれました。セッションの最後には、home’s viが何を欲しているのか考える温かくも強いエネルギーを感じさせる場がありましたよ。それでは詳しく中身をのぞいていきましょう!

 

‘Evolutionary Purpose’とは何か?

Teal型組織では、組織をコントロールするのではなく、この組織がどうなりたくてどこに向かいたいのかに沿って運営していきます。その中では、組織のことを生命体にたとえています。「この命もしくは生命システムの創造的な潜在能力はなんだろう?」例えばこの問いのように、組織がこの世界であるべき仕事やその使命を果たすために何が必要なのかに耳を澄まして聞いてあげることが、‘Evolutionary Purpose’の発見に役立ちます。

 

 

個人の‘Evolutionary Purpose’

メンバーからはこんな疑問点が挙げられました。

・ホームズビーとしての成功は、成功の尺度で表現できるのか?

・‘Evolutionary Purpose’は言語化できるのか?

・アジア人や日本人にあったTealの形ってあるのか?

・全ての人に使命はあるのか?

・組織の使命と人の使命は合致するのか?

 

本で学んでいた‘Evolutionary Purpose’について具体的に紐解いていくことや生命が持つ役割について。ジョージさんのバックグラウンドを聞きたい!といった内容でした。

あの質問の意味は、シェアドラーニング:人の意見を聞いて何かを感じ取りアドバイスが浮かんで来たら書き留めることによって、親密で信頼性のあるコミュニティーをつくることにあります。

この話を受けた後にもう一度「ホームズビーの仕事は、私が人として成長していくことにどう役立っていますか?

について考えました。その際に「一人一人話している時、心から聞くこと。コメントの内容を聞くのと同時に、その人が話している時自分はどう共鳴して響いているか意識を持ってきくこと。その人が言っていることを聞きながら、その人をどうやってサポートできるか、インスピレーションがわいてきたら書き留めてくれ」とジョージさんがおっしゃっていました。

 

このプロセスを経てメンバーから出てきた内容は自分の原点に通ずる内容です。技術的にhome’s viを通して学びたい事ではなく。自分の内面がどうありたいか、個人の深い話が出てきました。それと同時に“共鳴”することの難しさを感じたという意見もでました。

 

 

個人のEvolutionary Purpose ~共鳴するとは何か?~

 

ジョージさんは言います。

「誰かに共鳴することがわかるのは難しいことではありません。もし子どもがいれば、いなければ大切な人のことを思い浮かべてください。もしその人があなたに話していたら、その人たちの言葉だけじゃなく言葉と言葉の間を感じているはずです。それが誰かに対して自然と湧いてくる共感の気持ちになるのです。今日ここでシェアしたことが、人間として成長していくのに役立ちます。」

 

同僚にシェアして感じる共感のキャパシティを広げることが自分のEvolutionary Purposeを見つけていくのに役立ちます。もう1つの組織のEvolutionary Purposeを見つけていく質問への答えを考えていく時、

“どういうポジティブな影響がありましたか? ”

“他の人の希望や想いがみなさんとどう関わっていきますか? ”

このことを考えていく時、共感のある会話が大事です。

 

この話を通して個人の共感とはどういうことなのか。個人のEvolutionary Purposeが組織のEvolutionary Purposeとどう結びついていくのか。それを理解する為に共感する行為が重要であることが分かります。個人のEvolutionary Purposeの成長が組織のEvolutionary Purposeにつながり組織が生命体でとしてのメタファーが使われることも分かってきますね。

 

組織のEvolutionary Purposeについて

組織のEvolutionary Purposeを理解する為に、問いかけへの理解が大切になります。「あなたが子を持つ母親であるとします。母親は子供に医者か面越しになってほしいと思っていました。あなたが子を持つ母親ならどうしますか?」という問いでした。これはジョージさんがEvolutionary Purposeを理解する為に紹介してくれた話を加工した問いです。ではジョージさんの体験談を覗いてみましょう。

 

ジョージさんの話から紐解く組織のEvolutionary Purpose

私が小さい時、母は大きくなったら医者か弁護士になってほしいと思っていた。

私より昔に生まれているけど、親は行くべき将来に対して成長させる必要があると思っている。それは母が私の向かうミッションステートメントを決めようとしていたことです。

私自身が、私自身の運命を持っている。もし両親が私の運命を決めつけないで、深く私に聞いていけば、運命に合致して行ってくれていたら・・・。

home’s viをあなたの子どもだと思ってください。そうすれば、あなたが決めることはしなくなるからね!見つけることや発見してあげることをしてあげてほしい。

 

親が子の運命を決めつけるのではなく深く傾聴することによって子の運命を開かせてあげる重要性がわかります。このことが組織のEvolutionary Purposeにつながります。組織に属する私たちが組織の未来を決めつけ進ませるのではなく。組織がどのような使命を持っていてそれを手助けするにはどうしたらいいのか、考えるプロセスが重要になります。

 

コンサルタントを終えて・・・筆者まとめ

ジョージのコンサルタントを終えた後、私たちの中には温かい生まれ変わったような場がありました。それは淺田雅人(場とつながりラボhome’s vi副代表)さんがチェックアウトの時に言っていた

「home’s viは何をしたがっているのか? home’s viはどんな言葉を発しているのか?

立ち上げた頃はこんなことを思っていた。失っていたhome’s viがもつ野生の感覚を思い出した懐かしい感覚だった。これからの時間は思い出していくプロセスかもしれない。」

最後の雰囲気はこの感覚を参加したメンバー全員が感じ取ったからかもしれません。それは10歳の年を取ったhome’s が早めの思春期から抜け出し、自分の使命を抱えながら社会へ飛びだした瞬間でした。

 

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